先日、勤務先の高校の生徒から服飾系の進学についての相談を受けたので私自身が調べたところ、ある服飾系の大学だと生徒の希望するカリキュラムや就職に適していると思い、生徒自身に確認をして貰い家庭科の先生にも相談を促しました。その後、たまたま家庭科のひとりの教員の先生がその服飾系大学の卒業生という事でしたので試験課題である「デッサンの課題」は私が講評・添削をするので「ファッションの課題」は専門の家庭科の先生に出題して指導をして貰って下さいと言ったところ、家庭科の先生から服飾の資料を渡されて『私は今の試験内容は知らないから』とおっしゃったとのこと。いえいえ…、勤務先の生徒が自身の専門の進学希望をしているとなれば出来る限り現在の進学先の受験状況を知らべるなどして「想定問題」を作成するなどの受験指導をする事も職務かと思うのですが…。
私自身は非常勤講師ですが、美術の担当が私しかいないという事もあり勤務先の高校の生徒の希望する進学先の美術系大学の資料を調べて「想定問題」の作成・指導をするようにしています。
とはいえ、残念ながら考え方が違う方もいるのですね。様々なお考えや指導方針があるかと思いますが、生徒には家庭科の先生に再度「想定問題作成をして頂くなどの具体的な受験指導をお願いします」と相談することが最善だよという事しか言えませんでした。私の考えでは勤務先の生徒が自身の専門分野(教科)への進路希望をしている場合には出来る限りの指導をする事も職務だと思うのですが。その上、自身の出身校となれば詳細が分かるかと思うのですが…。
その対応には正直、少しだけ残念に思ってしまいました…。